ED治療薬の副作用

ED治療薬の副作用 猫がED治療薬を飲んだ結果・・・ではありません。画像はEDや副作用とは全く関係ありませんが、面白かったので載せてみました。

ED治療薬で「副作用」というと頭痛・鼻づまり・鼻水・動悸などを思い浮かべる方も多いと思います。これは病院で医者に処方してもらったバイアグラを飲んでも同じです。 せっかくED治療薬を飲んで勃起し、これから楽しく気持ち良いセックスをしようと思っても、頭が痛くて、鼻水が出てしまっては、エッチを楽しむ事なんてできません。 このように副作用は時として本来の効果を十分に満喫できなくさせる厄介な存在なのです。

「効果が強いと副作用も強い」と誤解している方も多いようです。決して効果と副作用の強さは比例しません。ただ、今現在承認されているED治療薬をみると、たまたま、効果の強い製品は副作用も強めなだけなんです。 この効果と副作用の関係は、なぜ副作用が発生するのか、副作用の原理を知ることで理解できます。


主な副作用

市販されているED治療内服薬は勃起が収まる(萎える中折れ)のを抑止する効果があります。これは全てPDE5を阻害する効能があるため同様な効果が得られるのです。

一方、副作用はPDE(ホスホジエステラーゼ)の5型以外を阻害することで発現します。1型(PDE1)や6型(PDE6)、PDE9、PDE11等が副作用に関係しています。ED治療薬は選択的PDE5阻害薬と言われていますが、実際にはPDE5だけに的を絞って攻撃する事はできず、同時に他のPDE型も阻害しているのです。その阻害の度合いによって、副作用の種類や強さが違ってくるのです。

各成分の違いの根拠は医学的な比較を知る必要があります。

副作用の種類

頭痛、鼻づまり、鼻水、動悸、めまい、顔面の紅潮・・・

ED治療薬の成分がPDEを阻害する時、PDE5と同時にPDE1を阻害すると頭痛、鼻づまり、鼻水、動悸、めまい、顔面の紅潮、ほてり等の副作用が発現します。 PDE1は主に頭周辺に存在するため、このよな副作用が発生します

視覚・聴覚

同様にPDE6を阻害すると、視覚(色感覚)や聴力に影響を与える場合があります。

胃腸障害・下痢

同様にPDE9を阻害すると胃腸の不具合を発現する事があり、下腹部の張りや痛み、下痢などの症状を伴う場合もあります。

精子の減少・その他

PDE11を阻害した場合の症状は、まだ詳しく解析されていないそうですが、動物実験によると精子数の減少などが認められているとの事です。通常あるPDEを阻害しているのですから、何かしらの副作用があることは確かなのです。

このように、ED治療薬がPDE(ホスホジエステラーゼ)の5型以外を同時に阻害してしまうために副作用が発生します。 現在、市販されているED治療薬(飲み薬)は全てPDE5阻害薬ですので、全てに副作用が発生するのですが、その強さや継続時間は成分ごとに差があります。また、副作用は一過性のものであり、時間の経過とともに軽くなります。

副作用の無いED治療薬

効果があれば副作用もあるのが一般的な解釈ですが、副作用がごく軽かったり、ほとんど無い物もあります。ED治療薬には内服薬ではなく、外用薬もあります。陰茎(尿道)に直接注入するタイプで、局部的な血管に作用するため、体内の他の部位に悪影響を与えることがほとんどありません。価格が非常に高いので、常用するには向きませんが、ミューズやカバージェクトという名前で個人輸入できますので、知っておくと良いでしょう。


ED治療薬の副作用について学んだところで、ED治療薬の種類を知っておきましょう。バイアグラについてはこちらをご覧ください。バイアグラについてもっと知りたい方はこちらをご覧ください

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