新しいED治療薬

ED治療薬として日本で承認されているのは、バイアグラレビトラ、そしてシアリスです。これらは病院で診察を受け、処方箋を受け取ることで、日本の薬局で処方してもらえるお薬です。

一方、日本では承認されていませんが、欧米などでは既に承認されて市販されているED治療薬もあります。日本では既に3種類のED治療薬があるために、新しい成分のお薬を承認する動きはありませんが、効果や副作用に違いがありますので、知っておくと良いでしょう。

また、内服薬ではなく、陰茎(ペニス)に直接注入する外用薬もあります。外用薬は局部に働きかける強制勃起薬としても有名です。

アバナフィル

アバナフィルのアヴァナ アバナフィルは成分名であり、ステンドラという商品名で米国の製薬会社ヴィヴス社より製造販売となった勃起障害治療の薬剤です。アメリカFDA(食品衛生管理局)に認可されたのは2012年4月ですが、日本には3種類の勃起障害の治療薬があるため、ステンドラが認可される見通しは立っていません。 日本では個人輸入代行を通してアバナというジェネリックの流通量が多いようです。

アバナフィルの最大の特徴は即効性です。飲んで15分から効き始めるので、従来のED治療薬と比較すると倍以上速く効く製品です。これはステンドラの公式ページでも公表されているデータです。

効果の持続時間は他のED治療薬よりも短く、半減期が1.5時間ですので、実際に効果が得られる時間は2.5時間程度と考えられます。 バイアグラに比べると短いため、不利に思われるかも知れませんが、15分という即効性が強みで、直前の服用で十分効果を発揮するのです。普段、2時間以上も性交を続けることは無いと思いますので、性交が終われば勃起も収まる自然な勃起が実現できます。

また、半減期が短いという事は、成分が体内に残留する時間が短いことであり、副作用も起きにくく、身体に優しいED治療薬と言えるでしょう。


ウデナフィル

ウデナフィルのザイデナ ザイデナという商品名で人気を集めているのがウデナフィルを成分とするED治療薬です。 韓国の東亞製薬が研究開発した成分で、アジア人向けに作られているので日本人にも相性が良いという噂もあります。

ザイデナの最大の特徴は、効果が16時間も続くところです。効果が長いシアリスと同様に、早めに服用しておくことで、好きなタイミングで挿入が可能になります。ストレスのかからない長時間効果がメリットです。


ミューズは強制勃起薬

ミューズは強制勃起薬 ミューズは尿道へ薬剤を注入し、粘膜から成分を吸収させて勃起させる外用薬です。内服薬は成分が血液に溶け込んで身体全体に流れるため、局部以外の部分で作用して副作用が発現する事があります。しかし、ミューズは粘膜から成分を吸収し、局所的に働きかけるので、成分が他の臓器へ影響することはほとんどなく、副作用のない勃起薬と言われています。

お薬の作用が全く異なる点もあります。内服薬は勃起を鎮めるPDE5を阻害しますが、ミューズはペニスの血管(★弛緩)を拡張する作用があり、大量の血液が流れ込むように作用します。このため、意志とは無関係に血流が増えて勃起するため、強制勃起薬とも呼ばれています。



いろいろなED治療薬を学んだところで、各成分を医学的に比較してみましょう。医学的な比較についてはこちらをご覧ください。医学的な比較についてもっと知りたい方はこちらをご覧ください

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